日焼け止めとカップ麺だけは、規則を読んでから詰めてください
持ち物の話は人によって分かれます。この記事では、自分が使ったもの・使わなかったものと、ハワイと米国に規則がある2品を分けます。
先に結論です。
日焼け止めは、日本のいつものをそのまま持っていくと、成分で引っかかります。カップ麺は全部がOKではありません。肉エキスと、申告しなかったことが問題になります。水のペットボトルをスーツケースに大量に詰めると、笑い話では済みません。変圧器は、スマホだけなら要りません。
一覧
持っていってよかった
- 成分を確認したミネラルの日焼け止め
- 原材料を見たカップ麺(少数)
- 普段使っているポット型の浄水器
- 常備薬
- 薄い羽織
- 少額のドル紙幣
いらなかった/現地で足りた
- ペットボトルの水を段ボールごと詰めること
- 海外旅行用の変圧器(スマホと普通の充電だけなら)
- 禁止成分入りの日焼け止めの予備を何本も
- 肉エキス入りのカップ麺を大量に
規則のある2品は、このあと別の章で書きます。
水は持っていくな、という話と、持っていくなら浄水器
ハワイは水が高い、と聞いてペットボトルをスーツケースにたくさん詰めていったら、荷物の超過料金を取られた。笑い話みたいな話があります。笑い話にしては高い授業料です。
ペットボトルの水は、確かに1本で買うと高いです。ただし24本まとめて買うと、1本あたりはかなり安くなります。ホテルの近くのスーパーや、車がある人のコストコで足ります。日本から重量を運賃で買う必要はありません。
それより先に知っておいてほしいのは、ハワイの水道水は飲めることです。うちは日本でもポット型の浄水器を使っているので、それを持っていって使っています。湯沸かしと常温の水、両方に使えます。味が気になる人、子どもの水を気にする人には、段ボールの水よりこちらが向いています。軽いし、超過料金にもなりません。
水を日本から持っていくなら、機内用の空ボトル1本で十分です。中身は保安検査のあとで入れます。
変圧器は、たいてい要らない。ドライヤーだけは別
持っていかなくてよいものの筆頭が、海外旅行用の変圧器です。ハワイのコンセントの形は日本と同じです。電圧は120ボルトで、日本の100ボルトより少し高いですが、スマホやカメラの充電くらいなら必要ありません。本体が100〜240ボルト対応のアダプタなら、そのまま刺せます。
例外はヘアドライヤーです。持っていく人は、海外対応かどうかを本体で確認してください。特にハイパワーのものを持っていく予定の人は要注意です。国内専用の100ボルトタイプなら、変圧器を持っていったほうが安心です。その変圧器も、ドライヤーの消費電力に耐える容量のものを選んでください。容量不足の安い変圧器は、熱を持って危険です。
ホテルのドライヤーで足りる人は、日本から持っていかないのがいちばん楽です。
日焼け止め|州とMauiでルールが違う
日本のいつもの日焼け止めを、裏面を見ずに詰めるのがいちばん危ないです。
ハワイ州では、2021年1月から、オキシベンゾン(ベンゾフェノン-3)とオクチノキサート(メトキシケイヒ酸エチルヘキシルなど)を含む日焼け止めの、州内での販売と頒布が禁止されています。処方箋がある場合を除きます。「リーフセーフ」の文字に、法律上の定義はありません。見るのは裏面の有効成分です。
空港で日本製を必ず没収される、という話ではありません。州法が直接禁じているのは、主に州内での販売と頒布です。ただし海で使うな、という話でもあります。ツアーやビーチがミネラル以外を断ることがあります。サンゴと海のための規則なので、持っていけることと、使ってよいことは別です。
Maui(Maui County)は一段厳しいです。州は2成分だけですが、Mauiはミネラル以外の販売・頒布・使用を広く制限しています。有効成分が酸化亜鉛か酸化チタン、またはその両方、が無難です。オアフだけなら州法、Mauiに行くならミネラル一択、と考えてください。
日本の店では、次を見ます。
- 避けたい:オキシベンゾン、メトキシケイヒ酸エチルヘキシル
- 州法の対象外でも、アボベンゾンやオクトクリレンなどの化学吸収剤は、Mauiでは使えない
- 無難:酸化亜鉛、酸化チタンだけ
機内持ち込みは100ミリリットルの制限があります。大きいボトルは預け入れです。現地でもミネラルは買えますが、高い。日本で成分を確認したものを、1本は持っていきます。子どもや敏感肌は、白浮きより刺激の少なさを優先してよいです。
よかったのは、事前に成分を見たミネラルです。いらなかったのは、禁止成分入りを「いつもの」で複数本持っていった場合です。
カップ麺|アメリカの食品検疫
日焼け止めは環境の規則、カップ麺は税関と検疫です。理由が違うので、分けて考えてください。
昨今の円安とハワイの物価高の為、食費を節約しようと考え日本から食べ物を持っていこうと考えている方も多いと思います。
原則は、食品を持っていくなら申告することです。肉、果物、野菜、植物、動物由来の加工品、スープ類は申告対象です。申告書やアプリで、食品あり、にYesにします。無申告で見つかると、没収より罰金の話になり得ます。黙って通すのが賢い、ではありません。
カップ麺は、麺そのものよりスープとかやくの中身です。肉が成分に含まれる製品は、公式の考え方では持ち込み不可寄りです。シーフードヌードルなら良いかもと思われますがスープに肉関係が入っていたらアメリカに持ち込み禁止です。スパイスに肉や卵がない麺類は、一般に可と読める案内もあります。「どん兵衛きつねうどん」や「どん兵衛天ぷらそば」「赤いきつねうどん」などは大丈夫だと思われます。ただし、原材料は改定されることがあります。その袋の原材料を見てください。
目安はこうです。
- 魚介、昆布、野菜だけ → 申告したうえで通りやすい
- 豚骨、チキン、ビーフエキス → グレーから不可寄り。通ることもあるが、当てにしない
未開封の市販品にします。原材料の写真を撮っておくと、税関で説明しやすいです。英語では instant noodles で足ります。検査官の判断なので、同じ商品でも日によって違います。肉エキス入りをどうしても持っていくなら、没収されても困らない量だけにしてください。
機内の液体制限は別の話です。乾燥したカップ麺は、持ち込みできることが多いです。お湯を入れた状態や、液体のスープは100ミリリットルの制限に当たります。
パックご飯、海苔、お茶、菓子は比較的通りやすいです。生の果物と野菜、肉まん、生卵は不可寄りです。インスタント味噌汁も、肉エキスが入っていないかを見ます。
よかったのは、肉エキスなしカップ麺を少数持っていったことです。小腹が空いたときに重宝しました。
ほかに持っていってよかったもの
常備薬は、英語の成分名が分かると現地の薬局で説明できます。胃腸薬とばんそうこうは、あると安心します。薄い長袖は、冷房と夕方の風に使います。折りたたみのバッグは、24本入りの水を買った帰りに要ります。少額のドルは、チップ用です。お金の記事に書いたとおり、大量の現金は要りません。
保険の証券番号と緊急電話は、スマホだけに頼らず紙も1枚入れます。
いらなかったもの
変圧器は、上に書いたとおりです。分厚いガイドブックも、今は要りません。ホテルのドライヤーで足りるなら、日本のハイパワー機を持っていく理由がありません。禁止成分の日焼け止めと、中身を見ていないカップ麺の大量購入も、同じです。
荷物の入れ方
日焼け止めの大容量は預け入れ。カップ麺は衣類の間に入れて潰さない。食品は一つの袋にまとめ、税関で出せるようにする。液体とジェルは透明の袋。
出発前
- 日焼け止めの有効成分を読んだ
- Mauiに行くならミネラルか確認した
- カップ麺の原材料に肉エキスがないか見た
- 食品は申告する
- 100ミリリットルを超える日焼け止めは預けた
- ドライヤーが100ボルト専用なら、容量の足りる変圧器がある。普通の充電だけなら変圧器はない
規則は改定されます。日焼け止めはハワイ州と渡航する島の案内、食品は米国税関(CBP)の案内を、出発前に一度見てください。
結論
持っていってよかったものの筆頭は、成分を見た日焼け止めと、きつねどん兵衛、いつもの浄水器です。いらなかったのは使わない変圧器です。
日本のいつものを、裏面を見ずに詰めるのがいちばん危ないです。便と保険とお金の次は、荷物の中身です。超過料金を払って水を運ぶ必要はありません。
